知らない間にできている顔のシワやたるみ。20、30代の頃にはなかったのに、40を過ぎたあたりから急に気になっていきたという人、多いと思います。
どうして歳を取るとシワやたるみができるのでしょうか。果たして改善方法はあるのでしょうか。
まずシワについてみてみましょう。一口にシワといっても実は種類があります。軽度のものから並べると「小ジワ」「表情ジワ」「真皮のシワ」になります。
小ジワはちりめんジワとも呼ばれているもので、肌が乾燥することが原因で起こります。これは年齢が若い人でも起こるシワで、化粧品などで保湿を与えることで改善することができます。
「表情ジワ」というのは、表情の変化によってでできるシワのことです。例えば眉間を寄せたりすると、皮膚が折りたたまれてその部分にシワができます。
若い頃であれば肌に弾力があるので、皮膚が折りたたまれてもすぐに元に戻りますが、40歳を過ぎてくると、コラーゲンの量が急激に減っていき、さらに硬く変性していくので、肌の弾力がなくなってきます。
そうなると、折りたたまれた部分のシワが元に戻らなくなって、眉間を寄せなくても、ずっとシワがある状態になってしまうのです。これが「表情ジワ」になります。
そしてその「表情ジワ」が進行したのが「真皮のシワ」。コラーゲンの構造が壊れてしまうことで、表情の変化がなくてもシワがくっきり現れてしまう状態のことです。
表情ジワや真皮のシワはコラーゲンが減少することで起こるシワなので、単なる保湿だけで改善することはできません。ではどうすればいいのかというと、コラーゲンを増やして変性を防ぐケアが重要になってきます。
ここで注意点がひとつ。コラーゲンを増やしたいからといって、コラーゲン配合の化粧品を使ったところでコラーゲンの量が直接増えることはありません。
というのもコラーゲンというのは皮膚の深いところにある真皮の中にあるものなので、化粧品でコラーゲンを塗ってもそこまで浸透しないからです。
といってももちろん何も効果がないワケじゃありません。コラーゲンは保湿効果が高いので、表皮の保湿にはとても効果があるのでオススメです。
じゃあ、コラーゲンを増やすにはどうしたらいいのかということですが、コラーゲンを直接増やすのではなくて、コラーゲンの生成を促すケアをするというのが重要。コラーゲンの生成を促してくれる成分の入った化粧品を使うというワケです。
コラーゲンの生成を促す成分として代表的なのがビタミンC誘導体。このビタミンC誘導体が配合された化粧水や美容液を使うとコラーゲンの生成を促進してくれるのでオススメです。
顔のたるみについても同じです。顔のたるみはコラーゲンが減少して肌の弾力がなくなり、結果、表皮が支えられなくなってしまうことで起こります。この場合も単なる保湿ではなくてコラーゲンを増やすことが重要。
この場合も、ビタミンC誘導体が配合された化粧水や美容液を使うことが効果的になります。
ちなみにオールインワンジェルでビタミンC誘導体が配合されているのが「フィトリフト」。シワやたるみが気になる人に非常にオススメなオールインワンになります。
その他、コラーゲンの分子量を小さくして、角質層まで浸透させることができる「加水分解コラーゲン」が配合された化粧品でケアするという方法も効果的です。
一般の水溶性コラーゲンは分子量が大きいので、真皮はもちろんのこと角質層にも浸透しません。しかし加水分解コラーゲンは角質層にまで届くので(こちらも真皮までは届きません)、水溶性コラーゲンよりもより高い保湿効果があるのでオススメです。
ちなみに加水分解コラーゲンが配合されているオールインワンジェルは「メディプラスゲル」になります。保湿効果が非常に高いのでオススメです。
結果として、シワやたるみの改善は化粧品でも可能です。ただし、シワやたるみの原因であるコラーゲンを直接肌に塗ってもコラーゲンは増えません。ビタミンC誘導体などのコラーゲンの生成を促す成分が配合された化粧品を使うことが効果的になります。
さらにコラーゲンは、女性ホルモン(エストロゲン)が減少することでも減っていきます。なので、女性ホルモン(エストロゲン)を減らさないようにすることも、シワやたるみ対策には重要なポイント。
エストロゲンを増やすことができる大豆製品を摂ったり、ストレスを貯めないようにしたり、質の良い睡眠をとったりなど、しっかりした食生活や規則正しい生活によってホルモンバランスを崩さないように注意しましょう。